ブッテーロはバケッタレザー?

製法に注目!

バケッタレザーとは、イタリアのトスカナー地方では、100%ベジタブルタンニンで腐敗処理され作られたレザーの総称になっています。

そういう意味ではブッテーロもバケッタレザーと言えるかもしれません。

しかし、バダラッシ社が古くから伝わる製法を忠実に再現したと言われるバケッタ製法では、動物性のオイルをじっくり時間かけて革に染み込ませ作ります。

 

一方、ワルピエ社のブッテーロは植物性のオイルで仕上げるので、バケッタ製法で作られてるとは言い難いでしょう。

そう考えると個人的な見解としては、ブッテーロはバケッタレザーではないと言えるわけです。

あくまでも、個人的な解釈であり、正確なものではありませんが・・・。^^;

 

バケッタレザーとバケッタ製法がごっちゃになってしまってるので、ややこしいわけですね。^^;

 

動物性のオイルで仕上げられるバケッタレザーは、油分が多くしなやかな特徴があります。

植物性のオイルで仕上げるブッテーロは、やや硬さがあり、発色が美しい特徴があります。

 

微妙な違いはありますが、どちらも素晴らしいエイジングをするレザーで、バケッタレザーが色の深みが増し、ブッテーロは透明感のあるレザーへと変化します。

 

どういう選択をすべきか、なかなか悩ましい話ですが、どちらも期待は裏切りませんので、楽しんでくださいませ!^^

inserted by FC2 system